2013/08/27
黒磯地区に水を供給する那須疏水を有効活用し、温室効果ガスの排出抑制などにもつなげようと、那須塩原市は22日、同市東原の鳥野目浄水場に小水力発電施設を設置する計画を発表した。
那須疏水と鳥野目浄水場をつなぐ導水管に45・2メートルの落差があることに着目した。9月の補正予算 で設計を発注し、来年度中の完成を目指す。総事業費は1億1860万円。完成後は、発電された電気は施設で使用し、余剰分は売電して発電設備の維持管理や 更新の経費に充てる。災害時の水道水供給の安定にも役立つという。
年間発電量は約40万キロワットで、一般住宅86世帯分に匹敵。1年間で、施設の使用電力量を約15万3000キロワット、電気料金で284万円、温室効果ガスで7万992キログラムの削減効果があると試算している。【柴田光二】
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20130823ddlk09010049000c.html
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